《交感神経・副交感神経》
自律神経は、交感神経と副交感神経の2種類からなります。
前者の交感神経は、昼間に働き、脳と体を活動に適した状態にします。
一例として脳や筋肉に酸素や糖を届けるために、血圧を上げたり心臓を速く動かしたりします。
後者の副交感神経は、夜に優位になり、休む・リラックスするとき、消化器系などを動かすときに働く神経で、体を修復することが主な仕事です。逆に言えば副交感神経が働かないと体を修復することができません。「病気になったら寝るのが一番治りが早い」というのはこのためです。
そして交感神経と副交感神経は、シーソーのような関係で、どちらかが上がると、どちらかが下がります。脳や身体が活動しているときは、修復作業はできません。逆に心身の修復をしているときは、激しく動くことはできません。